「ESがなかなか通らない…」「IT業界に就職したいけど書類選考で落とされてしまう…」とお悩みの文系大学生の皆さん、こんにちは。エントリーシート(ES)は選考の第一関門であり、ここでつまずいてしまうと面接のチャンスすら得られません。
この記事では、文系大学生でIT業界への就職を目指す方に向けて、ES通過率を飛躍的に向上させる20の改善ポイントを紹介します。これらのポイントを押さえることで、あなたのESは採用担当者の目に留まる魅力的な内容に生まれ変わります。
なぜこの記事が役立つのか?それは実際のIT企業の採用担当者の視点や、ES通過率の高い就活生の共通点を徹底分析し、具体的かつ実践的なアドバイスをまとめているからです。基本的なルールから、IT業界特有のアピール方法まで、段階的に改善できるポイントを網羅しています。
今すぐ実践できる対策から、じっくり取り組むべき課題まで、あなたのES作成スキルを総合的に底上げする内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
◾️この記事でわかること
- ESの平均通過率と業界の現状
- IT業界のESで見られるポイント
- ES通過率を上げるための20の改善必須ポイント
- 文系学生がIT業界に就職する際のES作成のコツ
- 添削や推敲の効果的な方法
◾️この記事のポイント
- 平均50%程度のES通過率を高めるための具体的な対策
- 志望度の高さや意欲をアピールする効果的な書き方
- IT業界特有の「明確なビジョン」のアピール方法
- 文系学生でもITスキル以外の強みを活かす表現テクニック
- ES内容の論理的な構成と読みやすさを向上させる方法
目次
ESの通過率の現状を知ろう
ES通過の壁は思いのほか高く、平均的な通過率は約50%といわれています。つまり、提出した半分のESは書類選考の段階で落とされているのです。特にIT業界は人気が高く、倍率も高めであることが多いため、より戦略的なES作成が求められます。
通過率は企業によって大きく異なりますが、有名企業や人気企業では通過率が30%以下になることも珍しくありません。また、自身のESの質によっても通過率は変動します。しかし、効果的な対策を講じることで、通過率を大幅に向上させることは十分可能です。
IT業界のESで重視されるポイント
IT業界のESでは特に「明確なビジョン」が重視される傾向があります。なぜなら、IT業界は技術の変化が激しく、継続的な学習が求められるため、中途半端な気持ちでは長続きしないからです。
また、「論理的思考力」「課題発見能力」「コミュニケーション能力」なども重視されます。これらは、システム開発やプロジェクト進行において不可欠なスキルとなります。
文系学生の場合、技術的なスキルはアピールできなくても、これらの能力や姿勢をESで効果的に伝えることが重要です。

ES通過率を上げる20の改善必須ポイント
ここからは、ESの通過率を上げるための20の改善ポイントを、カテゴリー別に詳しく解説していきます。

【基本ルール編】ESの土台を固める
1. 指定文字数の8割以上を必ず書く
ESでは、指定された文字数の8割以上は書くようにしましょう。文字数が少なすぎると、「熱意がない」「アピールポイントが少ない」と判断されるリスクがあります。
企業が設定した文字数には意味があり、その範囲内でどれだけ自分をアピールできるかが問われています。特にIT業界では情報の整理・表現能力も重視されるため、適切な文字数で的確に伝える能力を示しましょう。
2. 文字数オーバーは厳禁
一方で、文字数オーバーも厳禁です。指定文字数を超えると、「指示が守れない」「簡潔に伝える能力がない」と判断されます。特にIT業界では、仕様や要件を正確に守る姿勢が重要視されるため、この点は徹底しましょう。
文字数制限内に収めるためには、冗長な表現を削除し、核となるメッセージを明確にすることが大切です。
3. 口語表現は使わず書き言葉で統一する
ESは公式文書です。「〜だと思います」「〜なんです」といった口語表現は避け、「〜と考えております」「〜であります」といった書き言葉で統一しましょう。
プログラミングでも文法や構文が重要なように、ESにおいても正しい日本語の使用は基本中の基本です。
4. 提出期限に余裕を持って準備する
期限ギリギリの提出は避け、最低でも1週間前には完成させるようにしましょう。余裕を持つことで、内容の見直しや第三者のチェックを依頼する時間が確保できます。
計画性のなさは、IT業界ではプロジェクト遅延のリスクと直結するため、期限管理の能力も間接的にアピールできます。
【内容充実編】説得力のあるESを作る
5. 自己分析を入念に行う
ESで効果的なアピールをするためには、自己分析が欠かせません。自分の強み、弱み、価値観、行動特性を客観的に把握しましょう。
高校・大学時代に力を入れたこと、苦労したことを振り返り、「何がモチベーションだったか」「どう困難を乗り越えたか」など、エピソードを深掘りします。これらの分析から共通する自分の特徴を見つけ出しましょう。
6. 業界・企業研究を徹底する
志望するIT企業や業界について徹底的に調査しましょう。企業の事業内容、強み、課題、求める人材像などを理解することで、的確なアピールができます。
特にIT業界は専門性が高く、各企業が注力する分野や技術は異なります。単に「IT企業」として一括りにせず、各社の特徴をしっかり把握しましょう。
7. 結果だけでなく過程もアピールする
「全国大会で優勝した」といった結果だけでなく、「毎日3時間のシュート練習を続けた結果、全国大会で優勝できた」というように、その結果を出すために何をしたのかを具体的に伝えましょう。
IT業界では、問題解決のプロセスが重視されます。結果を出すためにどのように考え、行動したかをアピールすることで、仕事への取り組み姿勢をアピールできます。
8. 企業で活かせる強みを明確にアピールする
自己PRでは、応募企業で活かせる強みに焦点を当てましょう。特にIT業界では、技術的なスキルだけでなく、「論理的思考力」「コミュニケーション能力」「課題発見能力」「学習意欲」などのソフトスキルも重要です。
文系学生は特に、これらのスキルがITの仕事でどう活かせるかを具体的に伝えましょう。
【文系学生のIT就活特化編】文系ならではの強みを活かす
9. IT業界で実現したいビジョンを明確にする
IT業界のESでは、「何を成し遂げたいのか」という明確なビジョンが特に重要です。例えば「教育現場のDX化を促進するアプリケーションを開発したい」など、具体的な目標を示しましょう。
特に文系学生の場合、技術的なスキルよりも、IT技術を使って何を実現したいかという志向性や熱意がアピールポイントになります。自分の専攻や大学での学びとIT技術をどう結びつけたいかを考えてみましょう。
具体例:「経済学を専攻する中で学んだマーケティング理論を活かし、データ分析によって顧客ニーズを可視化するシステム開発に携わりたいと考えています。ゼミでの消費者行動分析の経験が、ユーザー目線のシステム設計に役立つと確信しています。」
10. 大学生活で培ったスキルをIT業界に結びつける
プログラミングなどの専門スキルがなくても、大学生活で培ったスキルはIT業界でも十分活かせます。例えば、
- ゼミ活動:「文学ゼミでの文献調査と分析経験は、ユーザーニーズの調査・分析に活かせます」
- サークル活動:「広報部長として部員30名のスケジュール調整を行った経験は、プロジェクト管理能力として活かせます」
- アルバイト経験:「飲食店でのアルバイトで培った臨機応変な対応力は、システム開発中の予期せぬトラブルへの対応に役立ちます」
IT採用担当者は、こうした日常的な経験から、あなたの仕事への取り組み姿勢や問題解決能力を評価します。
学生の保有スキル | IT業界で必要なスキル | 強みの活かし方の例 | 対応するIT職種 |
---|---|---|---|
コミュニケーション能力 | チーム内外での調整力、顧客対応力 | 技術者と非技術者の橋渡し役として、プロジェクトの進行を円滑にする。 | プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント |
論理的思考力 | システム設計や問題解決能力 | プロジェクトの課題を整理し、効率的な解決策を提案する。 | システムエンジニア、ビジネスアナリスト |
課題発見能力 | ユーザーニーズの分析、改善提案力 | サービスやシステムの利用者視点で課題を見つけ、改善策を提案する。 | UXデザイナー、プロダクトマネージャー |
チームワーク | プロジェクト管理能力 | 多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働し、目標達成に向けてチームをまとめる。 | プロジェクトマネージャー、スクラムマスター |
プレゼンテーション能力 | 技術内容の分かりやすい説明力 | 技術的な内容を非技術者にも理解できる形で伝え、プロジェクトの合意形成を促進する。 | ITコンサルタント、営業エンジニア |
学習意欲 | 新技術への適応力 | 独学や研修を通じてプログラミングやIT基礎知識を習得し、実務に応用する。 | ソフトウェアエンジニア、データアナリスト |
分析力 | データ分析や意思決定支援能力 | データからインサイトを引き出し、経営判断やサービス改善に貢献する。 | データサイエンティスト、BIエンジニア |
ユーザー視点 | UX/UI設計能力 | ユーザーが使いやすいサービスやシステムを設計し、顧客満足度向上に寄与する。 | UXデザイナー、UIデザイナー |
11. 学習意欲と成長マインドセットをアピールする
IT業界は技術の変化が激しく、常に新しいスキルを学び続ける必要があります。そのため、「学習意欲」や「成長マインドセット」は非常に価値のあるアピールポイントです。
具体例:「独学でHTMLとCSSを学び、自分の趣味のブログサイトを作成しました。最初は全く分からない状態でしたが、オンライン講座とドキュメントを読み込むことで、基本的な構造を理解し、実装することができました。この経験から、未知の分野でも粘り強く学習し続ける自信を得ました。」
12. 文系の知識・視点をIT業界でどう活かすかを示す
文系学生ならではの強みとして、人文・社会科学的な知識や視点をIT業界でどう活かせるかを考えましょう。例えば、
- 心理学専攻:ユーザー体験(UX)設計に活かせる人間の認知・行動特性の知見
- 経済学専攻:ビジネスモデル分析やマーケティング戦略に活かせる視点
- 外国語専攻:グローバル展開やローカライゼーションに活かせる言語・文化理解
- 社会学専攻:社会課題の発見とITによる解決策提案に活かせる視点
IT採用担当者の視点では、多様なバックグラウンドを持つ人材がチームにいることで、より幅広い視点からの問題解決が可能になります。
13. インターンシップやハッカソンなどの実践経験をアピールする
文系学生でも参加できるIT企業のインターンシップやハッカソン、プログラミングコンテストなどの経験があれば、積極的にアピールしましょう。
具体例:「1dayインターンシップでは、チーム内で唯一の文系メンバーとして参加し、エンジニアと営業の橋渡し役を担当しました。技術的な内容を非エンジニア向けに分かりやすく説明する役割を通じて、IT企業における文系人材の重要性を実感しました。」
経験がない場合でも、「今後参加したい具体的なイベント」と「そこで何を学びたいか」を明確に示すことで、業界への関心の高さをアピールできます。
14. IT企業の採用担当者が文系学生に求めるもの
IT企業の採用担当者は、文系学生に何を期待しているのでしょうか。実際の採用担当者の声を元に、アピールすべきポイントをまとめました。
- コミュニケーション能力:技術者とビジネス側の「通訳」ができる人材は貴重
- 論理的思考力:問題を整理し、解決策を考える力
- ビジネス視点:技術だけでなく、その技術がビジネスにどう貢献するかを考えられる視点
- 学習意欲:技術の基礎を学ぶ意欲と継続力
- チームワーク:多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働できる柔軟性
これらのポイントを意識し、自分の経験と結びつけてアピールしましょう。
【表現技術編】読みやすく魅力的なESにする
15. 論理的な文章構成を心がける
IT業界では論理的思考力が重視されるため、ESの文章構成も論理的であることが望ましいです。主張とその理由、具体例、結論という流れを意識しましょう。
PREP法(Point:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:結論の再提示)の活用も効果的です。この構成で書くことで、伝えたいポイントが明確になります。
16. 1文を端的でわかりやすく表現する
採用担当者は多くのESに目を通すため、冗長な文章は敬遠されがちです。一文一文を簡潔に表現することを心がけましょう。
例えば「私の強みは、人と話す際のコミュニケーション能力で、これは学生時代に一生懸命取り組んだカフェのアルバイトで培ったものなのですが、場の空気を非常に明るくする会話をすることができます」という長文は、「私の強みは、場の空気を明るくできるコミュニケーション能力です。これは、学生時代のカフェのアルバイトで培いました」とシンプルにできます。
17. 具体的なエピソードで説得力を高める
抽象的な自己PRよりも、具体的なエピソードを交えることで説得力が増します。「コミュニケーション能力が高い」という抽象的な表現よりも、「ゼミ発表で複雑な社会問題を分かりやすく説明し、最優秀プレゼンテーション賞を受賞した」といった具体的な実績の方が印象に残ります。
特にIT業界のESでは、「どのような問題に直面し、どう解決したか」というストーリーが重要です。
18. 企業ごとに内容を書き分ける
どの企業にも同じ内容のESを送るのではなく、企業ごとに内容を書き分けましょう。企業の事業内容や求める人材像に合わせて、自己PRや志望動機を調整します。
例えば、教育系IT企業と金融系IT企業では、アピールすべき自分の強みや経験も変わってくるはずです。企業研究をもとに、その企業に最適なアピールポイントを選びましょう。
【仕上げ編】ESの完成度を高める
19. 複数の人に添削してもらう
ESは一人で完結させず、必ず複数の人に添削してもらいましょう。友人、先輩、大学のキャリアセンター、就活エージェントなど、様々な視点からのフィードバックを得ることで、客観的に自分のESを評価できます。
特に、IT業界経験者や採用担当経験者からのアドバイスは非常に価値があります。可能であれば、そうした人にも見てもらうと良いでしょう。
20. 声に出して読んでみる
完成したESは必ず声に出して読んでみましょう。文章として違和感がある部分や、読みにくい箇所は声に出すと気づきやすくなります。
また、ESが通過して面接に進んだ際、自己PRなどは口頭で伝える必要があります。声に出して読みやすい文章になっているかは、面接対策としても重要です。
改善必須ポイント:概要まとめ
以下の表は、文系大学生のためのIT就活におけるES通過率を向上させるための改善必須ポイント20項目をまとめたものです。
改善項目 | 改善の概要 |
---|---|
1. 指定文字数の8割以上を必ず書く | 文字数が少ないとアピール不足や熱意のなさと判断される。IT業界では情報整理・表現能力も評価される。 |
2. 文字数オーバーは厳禁 | 指示が守れない、簡潔に伝える能力がないと判断される。IT業界では仕様や要件を正確に守る姿勢が重要。 |
3. 口語表現は使わず書き言葉で統一する | ESは公式文書。「〜と考えております」など書き言葉で統一し、正しい日本語を使用する。 |
4. 提出期限に余裕を持って準備する | 最低でも1週間前に完成させ、内容の見直しや第三者チェックの時間を確保する。期限管理能力もアピールに。 |
5. 自己分析を入念に行う | 自分の強み、弱み、価値観、行動特性を客観的に把握し、エピソードを深掘りする。 |
6. 業界・企業研究を徹底する | IT企業の事業内容、強み、課題、求める人材像を理解し、各社の特徴を把握する。 |
7. 結果だけでなく過程もアピールする | 結果を出すためにどのように考え、行動したかを伝え、問題解決プロセスをアピールする。 |
8. 企業で活かせる強みを明確にアピールする | 論理的思考力、コミュニケーション能力、課題発見能力、学習意欲などのソフトスキルを具体的に伝える。 |
9. IT業界で実現したいビジョンを明確にする | IT技術を使って何を実現したいかという志向性や熱意をアピールし、専攻と結びつける。 |
10. 大学生活で培ったスキルをIT業界に結びつける | ゼミ活動、サークル活動、アルバイト経験などから得たスキルとIT業界での活かし方を示す。 |
11. 学習意欲と成長マインドセットをアピールする | 技術変化の激しいIT業界では常に学び続ける姿勢が重要。独学経験や新しいことへの挑戦をアピール。 |
12. 文系の知識・視点をIT業界でどう活かすかを示す | 人文・社会科学的知識をUX設計やビジネスモデル分析などに活かせる視点を提示する。 |
13. インターンシップやハッカソンなどの実践経験をアピールする | IT関連の実践経験があれば積極的にアピール。なくても参加意欲を示すことで関心の高さを伝える。 |
14. IT企業の採用担当者が文系学生に求めるもの | コミュニケーション能力、論理的思考力、ビジネス視点、学習意欲、チームワークなどをアピール。 |
15. 論理的な文章構成を心がける | 主張、理由、具体例、結論という流れを意識し、PREP法などを活用する。 |
16. 1文を端的でわかりやすく表現する | 冗長な文章は避け、一文一文を簡潔に表現する。採用担当者は多くのESを読むため重要。 |
17. 具体的なエピソードで説得力を高める | 抽象的な表現より具体的なエピソードを交え、問題解決のストーリーを示す。 |
18. 企業ごとに内容を書き分ける | 企業の事業内容や求める人材像に合わせて、自己PRや志望動機を調整する。 |
19. 複数の人に添削してもらう | 友人、先輩、キャリアセンター、就活エージェントなど様々な視点からフィードバックを得る。 |
20. 声に出して読んでみる | 文章の違和感や読みにくさを発見でき、面接対策としても有効。 |
文系学生がIT業界のESで気をつけるべき追加ポイント
文系学生特有の注意点として、「技術的な専門用語を適切に使用する」ことが挙げられます。ITに関する基本的な用語や概念は正しく理解して使用しましょう。間違った使い方をすると、業界理解の浅さがバレてしまいます。
また、「文系であることを過度に強調しない」ことも重要です。「文系ですが」と繰り返すのではなく、文系でも活かせる強みや意欲を前面に出しましょう。
さらに、「IT業界に興味を持ったきっかけ」を具体的に伝えることで、志望度の高さをアピールできます。単に「将来性がある」といった一般的な理由ではなく、個人的な体験や興味から説明するとより説得力が増します。
文系学生の強みを活かしたアピール例
文系学生がIT業界でアピールできる強みには、以下のようなものがあります。
- コミュニケーション能力:技術者とビジネス側の「通訳」ができる人材は貴重です。例えば「ゼミでの発表経験を活かし、技術的な内容を非エンジニアにもわかりやすく説明できます」
- ユーザー視点:技術に詳しくない一般ユーザーの視点を持っていることは強みになります。「一般ユーザーの立場から使いやすいUIを提案できます」
- 多角的な視点:人文・社会科学的な知識は、製品やサービスの社会的影響を考える上で重要です。「社会学で学んだ知識を活かし、技術が社会に与える影響を多角的に分析できます」
- 論理的思考力:文系学部でのレポート作成や論文執筆で培った論理的思考力は、システム設計にも活かせます。「文学作品の構造分析で培った論理的思考力をシステム設計に活かせます」
より詳しく強みを自己分析したい方は、第二新卒の方向けの記事「【職種別実例】営業・事務・販売経験をIT転職で活かす具体的な自己分析法」をご覧ください。
まとめ:文系学生のIT就活成功へのステップ
ESの通過率を上げるためには、基本ルールを守ること、内容を充実させること、IT業界特有のアピールポイントを意識すること、読みやすい表現を心がけること、そして仕上げの質を高めることが重要です。特に文系学生でIT業界を目指す場合は、技術的なスキルよりも、学習意欲や成長マインドセット、問題解決能力、コミュニケーション能力などのソフトスキルをアピールすることが効果的です。
また、ESは個人で完結させるものではありません。友人や先輩、キャリアセンター、就活エージェントなど様々なリソースを活用し、多角的な視点からブラッシュアップしていきましょう。
今回紹介した20のポイントを意識してESを作成・改善することで、通過率は確実に向上します。まずは自己分析から始め、強みを明確にした上で、企業研究を徹底し、企業ごとにカスタマイズしたESを作成してください。そして必ず第三者のチェックを経てから提出することを忘れないでください。
IT業界への第一歩は、魅力的なESから始まります。この記事の内容を実践し、ぜひ面接の機会を勝ち取ってください!